今まで、ヒストグラム、バブルチャート、ベンフォード分析、年齢調べとグラフ化できる便利なツールを紹介し、見栄えのする機能を説明してきました。其処では、グラフ化によりデータの傾向を可視化し、更に異常値となるポイントを選びドリルダウンする事で、詳細な情報をつかむことが可能になります。内部監査ではその異常値を実際に現場に行って精査する事で、監査効率を大きく高めることができるようになり、又、プレゼンの際にも、全体から細部へと分析する事で、全体像と要点がより明確に伝わるようになります。
今後、監査ソフトは、間接部門の自動化をテーマとしたRPA(Robotic Process Automation)に対応していく事と思いますが、そのロボット自体を監査ソフトへ取り入れていく事で、継続的監査への対応が図られるようにもなってきました。具体的には、ロボットを導入し、監査手続きを自動化したログ(監査ソフトのコマンドを自動実行する為の……
川島 肇