今回は中国において、自分の部品が「どこでどのように作られているか」を確認することの重要性に関してお伝えしたいと思います。
ほとんどの部品には2次加工があります。樹脂部品であればバリ取り、板金部品であれば溶接、ダイキャスト部品であれば研磨などです。2次加工は1次メーカーで行われる場合や、1次メーカーが外注して2次メーカーで行われる場合もあります。一般的に日本では2次加工が外注されたとしても、部品の作製を依頼した設計者は、1次メーカーだけとコンタクトを取っていれば問題は起こりません。2次メーカーは1次メーカーの責任の範囲内にあるということです。
中国においても基本的な考え方は同じですが私の第1回目のコラムでお伝えしたように、1次メーカーが積極的に2次メーカーに関わるということはありません。よって設計者は、2次メーカーにまで気を回さなければならないことが多くあるのです。
では中国で……
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