さて、前回は、現地化にも段階があり、様々な現地化要素があるという話、その中で日系企業の『意思決定の現地化』は、事業展開を阻害するほど消極的という話でした。
今回も、本社・本部の方々には辛口な話となりますが、二人三脚で現地の事業発展に取り組むには避けて通れない内容ですので、ぜひお読みいただきたいと思います。
●なんか勘違いしてません?
このところ、あちらこちらで聞く気になる話の一つが、「本社(統括本部)スタッフの目線」です。
はっきり言ってしまうと、「なんか役割を勘違いしていない?」という声が現地の最前線では大きくなってきています。
というのは、本来、ビジネスの最前線である現地法人を後方支援するのが本社の役割であるにも関わらず、監視・監督役であるかのような振る舞いが目立つためです。
例えば、こんなことありませんか……?
□ 事務的ミス、社内……小島 庄司