在留資格に係るミニ知識2~外国人社員の海外出張時の在留資格面での留意点
自社の外国人社員に海外出張を命ずる場合には、日本人社員と違い在留資格の観点から留意する点があります。
日本の再入国許可、出張先の訪問ビザの2つの面を考える必要があります。今回と次回の2回に分けて説明します。
今回は日本の再入国許可についてです。
外国人が海外出張される場合には、日本への再入国に関して2つの方法があります。
(1) 事前に再入国許可を取得する。
「再入国許可」は、申請人の住所を管轄する出入国管理局で、本人や取次資格を有する行政書士が代行して行います。手続として、窓口に、再入国許可申請書、在留カード、パスポートを提出します。手数料は、納付書に収入印紙を添付して支払います。印紙代は一次が3,000円、マルチが6,000円です。再入国許可は申請した当日に許可されます。有効期間……
署名なし