オンライン掲載用にこの冒頭を加筆しているのが2020年3月中旬。新型コロナの影響が世界全体を覆ってしまい、世界各地で移動制限・店舗閉鎖・緊急支援対策などが相次ぎ発表されているタイミングです。
皮肉というか、人間万事塞翁が馬というか、新型コロナのダメージから一番早く抜けそうなのが中国という状況になりつつあります。世界的に生産・物流・販売活動が縮小するなか、中国ビジネスに関わる我々は、中国での事業活動を通して企業活力の維持・回復に努めるのが当面の役割ですね。
こんな状況で、焦点になっていく課題の一つが、今回から入るテーマ「組織老化の錆」だと思います。すでに、動きの早い会社さんからは相談をいただき、案件として進めているところです。皆さんもこれを期に自社の現状をチェックしてみてください。
■ 日系現地法人 共通四課題の一つ、「組織老化の錆」とは何か
現地法人で継続的に……
小島 庄司