組織老化の問題は、身に覚えのある経営者の方が多いようで、いろいろコメントをいただきました。気休めにならないかもしれませんが、これは中国だけでなく各地で起きている問題です。だからこそ、予防法や解決法を確立すれば、どこでも応用可能なはずです。
アジア現法の共通四課題(人と組織)□経営の一貫性の谷:短任期で継承できず□誤った現地化の闇:ブラックボックス化□組織老化の錆:守旧化し挑戦や活力を喪失□意思疎通の壁:相互理解を妨げる三要因前回は、現地法人の立ち上げから成長が一段落するまでの変移を見てきました。草創期、量産準備期から高成長期までは、経営者が特段の工夫やケアをしなくても、社員は以下のような理由でやる気を持っています。
立ち上げ期のやる気が高い理由①全社一丸となる挑戦目標が明確②組織が小さくチームの輪を感じられる③がんばった先に明るい未来があるただ、なり……
小島 庄司