本文では「錆の落とし方」を中心に書いていますが、根本の趣旨は「錆を落とせるなら落として活力を取り戻す。難しければ/保持する価値を失ったら、健全な撤退を図る」です。
新型コロナの世界的流行を経て、中国の拠点を維持するべきか、同じ規模で運営するべきか、前提の変わってきた企業も存在するはず。経営の外部環境・前提条件が大きく変わった状況下では、経営体力の温存や経営資源の選択と集中の観点から、「見切り千両、損切り万両」の観点もあって然るべきだと思います。
本題は、「組織老化の錆」。もう、会社を潰してゼロからやり直した方がいい、という深刻な段階から軽い段階へとさかのぼってきて、「②錆びているが落とせば大丈夫」の課題を共有したところでした。
なぜ④から逆に見てきたかといえば、通常、本当に対応を余儀なくされるのは④の段階。リーダーが決断してリスクを取って戦うことができれば③で対処。残念な……
小島 庄司