はじめに
本稿では、11月6日の国務院常務会議、金融当局記者会見、11日の国務院常務会議の概要を紹介する。
11月6日 国務院常務会議
(1)財政の民生支出への保障強化
今年に入り、疫病は、出稼ぎ農民・貧困家庭・非正規雇用者等を含む低所得層の雇用・所得・生活にかなり大きな影響を生み出した。
各地方・各部門は党中央・国務院の手配を真剣に実施し、政府支出を大幅に縮減し、基本民生保障を増やした。1-9月期、年金と離退職金は1人当たり前年同期比8.7%増え、社会救済・補助は1人当たり12.9%増え、疫病による打撃の特殊困難な情況下において、基本民生はしっかり保障され、民心を安定させた。
今後、「力を尽くして実行し、力量に応じて実行する」ことを堅持し、民生の保障・改善の水準を徐々に高めなければならない。
①予算計上において民生支出を優先的に保障し、国家が打ち出す統……
田中 修