はじめに 4月7日、財政部は第14次5ヵ年計画期間における現代財政制度・税制の確立について、記者会見を行った。本稿では、その概要を紹介する。
1.基本的考え方(1)収入方面 重点は、収入政策の役割を有効に発揮し、現代税制を一層整備することである。①総体としてのマクロの税負担安定を維持しなければならない。 第14次5ヵ年計画機関、重大戦略・重点任務の実現を保障するため、マクロの税負担の総体としての安定を維持し、財政収入の調達、分配構造の調節、構造最適化の促進、産業のグレードアップ推進における税制の役割を更に好く発揮させる必要がある。 この基礎の上に、財政の受容能力、企業の困難緩和支援政策実施の必要性を総合的に考慮し、減税・費用引下げを精確に実施し、市場主体の活力を奮い立たせる。②税制構造を引き続き最適化しなければならない。 現段階の税制の基本的安定を維持する基礎の上に、質の高い発展・社会の……
田中 修