はじめに 7月30日、党中央政治局が下半期の経済政策の基本方針を決定したことを受け、人民銀行は「2021年下半期工作会議」を開催し、下半期の金融政策の考え方を明らかにした。本稿では、その概要を紹介する。
2021年下半期、人民銀行系統組織は習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を導きとし、習近平総書記の「7月1日」重要講話精神を深く学習・貫徹し、経済情勢に対する党中央の判断と政策決定・手配に、思想と行動を確実に統一し、安定の中で前進を求めるという政策の総基調を堅持し、マクロ政策の安定性を維持し、「バラマキ」を行わないことを堅持し、展望性・有効性を増強し、穏健な金融政策は引き続き実体経済の支援に焦点を絞らなければならない。
改革開放の推進に力を入れ、公正な監督管理を強化し、独占と不当競争に反対し、対外貿易・外資の安定した伸びを促進し、経済の安定の中で好転する態勢を強固にし、年間……
田中 修