はじめに 7月中下旬に入り、豪雨による洪水・冠水、新型コロナデルタ株の流行、大口取引商品価格の高騰により、経済の回復は足踏み状態となった。これを受け、李克強総理は8月16日に国務院常務会議を開催し、当面の政策対応を決定した。以下は、その概要である。
1.経済運営の新情況に対し、周期を跨ぐ調節を強化する 7月中下旬以降、わが国は多くの地で極端な天気が発生し、深刻な洪水・冠水災害を生み出し、多くの省の多くのスポットで新型コロナの疫病が出現し、大口取引商品価格が高止まりで変動し、国際経済情勢は錯綜し、複雑である。
各地方・各部門は、党中央・国務院の手配を真剣に貫徹実施し、新たな試練に有効に対応し、周期を跨ぐ調節を強化し、経済運営を合理的区間に維持しなければならない[1]。
(1)疫病に歯止めをかけることと、洪水防止・災害救助、回復・再建活動に着実にしっかり取り組む 各地方は、責……
田中 修