はじめに 『求是』10月は、習近平総書記が8月17日の中央財経委員会で行った重要講話の概要を公表した。本稿では、この概要を紹介する。
改革開放後、わが党はプラス・マイナス両方面の歴史経験を深刻に総括し、貧困に至るのは社会主義ではないと認識し、伝統体制の束縛を打破し、一部の人・一部の地域が先に豊かになることを認め、社会の生産力の解放・発展を推進してきた。
第18回党大会以降、党中央は、発展段階の新たな変化を把握し[1]、人民全体の共同富裕の段階的実現を更に重要と位置づけ、地域の協調発展を推進し、有力な措置を採用して民生を保障・改善し、脱貧困堅塁攻略戦に打ち勝ち、小康社会を全面実現し、共同富裕促進のために良好な条件を創造した。
現在、既に共同富裕を着実に推進するという歴史段階に達した。
現在我々は、正に第2の百年奮闘目標に向けて邁進している。
わが国社会の主要矛……
田中 修