はじめに 新華社北京電2021年11月16日は、党6中全会で習近平総書記が行った、歴史決議の「説明」全文を公開した。本稿では、その概要を紹介する[1]。
1.党19期6中全会に関する考慮 わが党は、これまで歴史経験の総括を高度に重視してきた。
早くは延安の時期、毛沢東同志は「もし、党の歴史を明確にしなければ、歴史上党が歩んできた道を明確にしなければ、事をうまく運ぶことはできない」と指摘した。
抗日戦争に最後に勝利しようとする重要な時期に、1945年、党6期7中全会は「若干の歴史問題に関する決議」を承認し、建党以後とりわけ党6期4中全会から遵義会議までの党の歴史及びその経験・教訓について総括を進め、若干の歴史問題について結論を出し、全党とりわけ党の高級幹部の中国革命の基本問題についての認識を一致させ、全党の団結を増強し、第7回党大会を勝利のうちに……
田中 修