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はじめに

　李克強総理は7月21日、国務院常務会議を開催し、年後半の内需拡大策の重点内容を議論した。本稿では、会議の概要を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。

　わが国経済は安定・上昇にむかうカギとなる最適の時期にあり、7－9月期が極めて重要である。

　党中央・国務院の手配を貫徹し、疫病防御と経済社会の発展を効率高く統一し、経済安定包括的政策を推進して一層実効を上げ、大いに力強く経済回復の基礎を強固にし、マクロ経済の大基盤安定に力を入れ、経済運営を合理的区間に維持し、雇用・物価安定の目標実現を優先的に保障しなければならない。

　政策性・開発性金融手段、特別債等の政策機能発揮には、なお相当大きな余地があり、大量の社会資金を呼び寄せることができ、市場化の方式をうまく用いることにより、有効な投資の不足部分の補充・構造の調整、雇用の安定による消費牽引の総合効果、……

田中　修