以下の重要規定に関して解説します。
1.中華人民共和国婦女権益保障法(中国人民共和国主席令第122号)原文は こちら 本法は2022年10月30日に第13期全国人民代表大会常務委員会第37回会議で可決され、2023年1月1日から実施されています。施行後30年近くになっての大きな改正であり、新法は9章61条から10章86条に調整されました。中でも第5章労働と社会保障は、8条から12条に増え、特に第48条については最も注目すべき内容が盛り込まれています。第48条によると、雇用者は結婚、妊娠、産休、授乳などを理由とした、女性従業員の賃金及び福利待遇の低下、女性従業員の昇進、昇格、専門技術職及び職務の評価・採用の制限、女性従業員の解雇、労働 (雇用) 契約又はサービス協定の一方的な解除が禁止されます。女性従業員が妊娠中及び法により産休を取得している期間に、労働(雇用)契約又はサービス契約が満了となった場合、……
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