李克強総理は1月18日、中国で活動する外国専門家代表と座談会を開催した。28日には国務院常務会議を開催し、当面の経済政策を議論した。また、30日には人民銀行と外貨管理局を視察している。本稿では、その概要を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
1.中国で活動する外国専門家代表との座談会(1月18日)李克強総理の経済関連の発言は、以下のとおりである。
過去一年、疫病等の内外の予想を超えた要因が相重なったダメージに対し、中国経済は試練に対応し困難を克服する中で前進した。
習近平同志を核心とする党中央の堅固な指導の下、我々は果断に対応し、既定の政策を前倒しで実施し、準備しておいた政策手段を十分動員し、経済安定包括的政策と接続措置を速やかに打ち出し、経済の大基盤・雇用・物価を際立てて安定させ、持続的発展のために良好な基礎をしっかり打ち立てた。……
田中 修