6月27日から、天津で「第14回夏季ダボスフォーラム」が開催され、李強総理が出席した。本稿では、李強総理の開幕式での挨拶の概要を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
今回の年次会議は、新型コロナウイルス感染症が爆発して3年ぶりに、初めてオフラインに戻して開催する。
過去数年を回顧すると、世紀の疫病と百年に一度の変局が交錯して重なり、我々が身を置く世界には大きな変化が発生した。
一面では、新型コロナが世界的範囲で反復して長引き、一国主義・保護主義・反グローバル化の思潮が蔓延し、地球規模の問題が激化し、局地紛争が頻発して、不安定・不確定・予測困難が常態となった。
他方で、新たな科学技術革命と産業変革が深く進展し、人類の平和と発展を追求する歩みは決して停滞しておらず、大部分の国家は協力・ウインウインを追求する願望をより強烈にしている。……
田中 修