4-6月期のGDP成長率が公表されたことを受け、習近平総書記は7月30日、党中央政治局会議を開催し、当面の経済情勢を分析・検討し、年後半の経済政策を手配した。また、26日には党外人士座談会も開催している。本稿では、その概要と注目点を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
Ⅰ.党中央政治局会議(7月30日) 1.経済情勢認識
今年に入り、習近平同志を核心とする党中央の堅固な指導の下、各地方・各部門は困難に立ち向かい、積極的に成果を上げ、改革開放を深化させ、マクロ・コントロールを強化し、リスク・試練に有効に対応した。経済運営は全般的に平穏であり、安定の中で前進し、回復上昇・好転の態勢を継続し、新たな原動力・新たな優位性が急速に育成され、質の高い発展が着実に推進され、社会の大局は安定を維持している。
現在、外部環境の変化がもたらす不利な影響が増大して……
田中 修