概要
2023年12月29日、第14期全国人民代表大会常務委員会第7回会議において、「中華人民共和国会社法」の改正が可決され、新会社法が2024年7月1日から施行された。今回の改正では、多くの実質的な追加と修正が行われ、コーポレートガバナンスに関する多くの制度が再構築された。本文は、企業が関心を寄せるいくつかの実務上の問題について簡単に説明し、新会社法の下で企業の対応策を提供することを目的としている。
本文
■ 登録資本金引受制の改正
新会社法は、有限責任会社の登録資本引受制を改正し、「全ての株主が引き受けた出資額は、株主が会社定款の規定に従い、会社設立の日から5年以内に全額払い込まなければならない」と定めており、有限責任会社の株主の払込期限の上限について強行規定を設けると同時に、法律、行政法規及び国務院の決定により、登録資本金の払込及び最低金額、……
董紅軍