9月26日の党中央政治局会議、9月29日の国務院常務会議を受けて、国家発展・改革委員会の鄭柵潔主任他は10月8日、今後の経済政策に関する記者会見を行った。本稿は、その概要を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
(総論) 1.当面の経済情勢(鄭柵潔主任)
我々は、中国経済の実際を正確に把握するには、全面的・客観的・冷静にマクロの全局・発展の態勢を見て、現在を見るのみならず、未来をも見なければならない。
マクロの全局から見ると、より錯綜し複雑化した国内外環境に対して、わが国の経済運営は総体として平穏で、安定の中で前進があり、新たな質の生産力の形成が加速され、民生保障が不断に力を加え、重点分野のリスクの防止・解消は新しく積極的な進展をみて、質の高い発展が深く推進され、社会の大局は安定を維持している。
我々は「穏」と「進」の2つのキーワー……
田中 修