【概要】
中国の外商投資管理制度については、「承認制」から「参入前内国民待遇+ネガティブリスト」制へと切り替えられた。外資管理の関連文書である「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)」は、2024年9月6日に再度見直され、2024年11月1日から実施される予定になっている。2024年版リストにおける制限措置は、29項目に削減され、製造業分野の外資参入規制が「全面的に撤廃」された。今後は、バイオテクノロジー、医療機関、付加価値電気通信といった分野における規制の更なる緩和が期待される。
「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2024年版)」(以下「『2024年版ネガティブリスト』」という)は2024年9月6日に公布され、2024年11月1日から実施される予定である。本稿では、「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)」のこれまでの歩み、「2024年版ネガティブリスト」の押さえておくべきポイント及び今……
沈偉良