14期全人代常務委員会第12回会議は11月8日、2024年末地方政府債務限度額を29.52兆元から35.52兆元に増やす「地方政府債務限度額を増やし隠れ債務に置き換える国務院議案」を承認し、記者会見を行った。以下は、藍佛安財政部長の会見内容である。
1.今回の措置の概要
6兆元の債務限度額を計上して地方政府既存隠れ債務に置き換えることは、党中央が国内の発展環境、経済・財政の平穏な運営、及び地方政府の債務解消の実際等の多様な要因を統一的に考慮して行った重大な政策決定・手配であり、今年の一連の新規政策の重要任務である。
全人代常務委員会の審議・承認を経て、今日正式に社会へ公布する。この6兆元の債務限度額は3年に分けて2024―26年、毎年2兆元計上し、地方が各種隠れ債務の置換に用いることを支援する。
ここ数年、各地方・各部門の協同努力の下、わが国の地方政府隠れ債務の規模は不断に減少……
田中 修