はじめに
国家発展・改革委員会の鄭柵潔主任等は7月9日、記者会見で第14次5カ年計画(2021-25年)の成果を解説した。以下は、その概要である。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
1.概説(鄭柵潔主任)
あと180日足らずで第14次5カ年計画は手仕舞いとなる。振り返ると、5年前制定した計画「要綱」の各主要指標のうち、
①経済成長・全労働生産性・全社会R&D(研究開発)経費投入等の指標の進展は予期に合致する。
②常住人口都市化率・1人当たり予期寿命・食糧・エネルギー総合生産能力等8項目の指標の進展は、予期を超えている。
③計画が確定した戦略任務は全部実施され、手配した102の重大プロジェクトは順調に推進されている。
総じて見れば、党中央・国務院の堅固な指導の下、この5年で新たな創造的進展・突破的な変革・歴史的な成果を収め、中国は既に世界発展の最も安定し、最も……
田中 修