7月30日、党中央政治局会議は、今年10月に党20期4中全会を開催することを決定し、第15次5カ年計画制定に関する党中央建議を検討するとともに、当面の経済情勢を分析し、年後半の経済政策を手配した。また、23日には党外人士座談会が開催された。本稿では、この2つの会議の概要を紹介する。なお、重要なフレーズはゴシックで示している。
1.党中央政治局会議(7月30日) (1)第15次5カ年計画
第15次5カ年計画期間(2026-30年)は、社会主義現代化を基本的に実現する基礎をしっかり打ち固め、全面的に力を発揮するうえでカギとなる時期である。
わが国の発展環境は深刻・複雑な変化に直面しており、戦略的チャンスとリスク・試練が併存し、不確定で予測困難な要因が増大している。同時に、わが国の経済は、基礎が安定しており、優位性が多く、強靭性が高く、潜在能力が大きく、長期に上向くことをサポートする条件と基本的……
田中 修