はじめに
精密医療(プレシジョンメディシン)および個別化治療の需要が急増する中、従来の体外診断用医薬品(IVD)の登録承認モデルでは、新興バイオマーカーまたは希少疾患検査に対する臨床の迅速なニーズに対応しきれない場合がある。こうした背景のもと、補完的モデルとして位置付けられるLDT(Laboratory Developed Test:ラボ開発検査)は、中国において政策面での「規制緩和」と規範化が進んでいる。特に2025年以降、パイロット範囲がさらに拡大されるにつれ、LDTは製薬企業と医療機関に新たな協力の機会をもたらしている。本稿では、関連事業者への参考となるよう、中国のLDT事業の規制現状と中核的なコンプライアンス要点を解説する。
本文
Q1: LDTとは何か?また、中国で実施する際の法的根拠は何か?
A1: LDTとは通常、医学検査部門が独自に開発・検証・使用する検査手法を指し、当該医学検査部門の……
邱靖