概要
中国で新たに改正された「仲裁法」は2025年9月12日に可決され、2026年3月1日から施行される予定である。改正「仲裁法」施行後、日系企業の中国における商事仲裁活動にも影響が及ぶことが予測される。本稿では、渉外仲裁制度の最適化、仲裁機関及び仲裁人制度の最適化、仲裁に対する人民法院のサポート及び監督の強化など、改正「仲裁法」の主な改正内容を解説する。
本文
2025年9月12日、中華人民共和国第十四期全国人民代表大会常務委員会第十七回会議において、新たに改正された「中華人民共和国仲裁法」(以下、「改正『仲裁法』」という)が可決され、同法は2026年3月1日から施行されることとなった。
現行の「仲裁法」は1995年9月1日から施行され、その後2009年と2017年にそれぞれ一部改正がなされた以来、既に30年以上が経過している。改正「仲裁法」は全8章96条から成り、改正前より16条増えている……
沈偉良