第4回経営一貫性の谷の越え方
日本企業・日本人が海外の現地法人をマネジメントする際に起きる共通四課題について話しています。今回は第一の課題「経営一貫性の谷」をどう越えていくかについて。
■ 谷の越え方~3つのアプローチ
前回までに、経営一貫性の谷は「短任期の」「日本人駐在員が」「現地で経営を指揮する」ことによって生じると話しました。
これを解決するには、まずは駐在任期の長期化が考えられます。しかし、そのためには日本の人事制度を見直す必要があり、日本本社を巻き込む大きな話になりそうです。果たしてそこまで動かせるのか、誰が音頭をとるのかがネックになります。
だったら本社から赴任者を送り込むのはやめて、現地勤務を前提に外から人材を採用して現地化したらどうかという発想も出てきます。その人に商売を丸ごと任せるわけですね。
現地経営の目的は本国への業……
小島 庄司