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コラム

勤務時間制度(3)~残業・休出等勤務時間の延長制限

立花 聡

2010-12-06

勤務時間の延長とは、労働者が労働ノルマや規定された労働任務を遂行した後、雇用単位が生産又は作業の需要に基づいて、労働者に対して法定勤務時間以外の労働を課すことを指す。勤務時間の延長には主に2種類の形式がある。一つは、雇用単位の指示に基づいて、法定祝日や公休日に勤務することで、「休日出勤」(中国語原文「加班」)という。もう一つは、雇用単位の指示に基づいて、1日(平日・通常勤務日)の法定の標準勤務時間以外に勤務することで、「残業」という(中国語原文「加点」)。

勤務時間の延長は、労働者が正常な勤務時間をオーバーし、休息しなければならない時間帯に労働に従事することであり、勤務時間が休息時間にまで延長されるということである。労働者の休息の権利を確保するため、勤務時間の延長には制限を設ける必要がある。「労働法」では、中国では勤務時間の延長を二つのタイプに分け、それぞれに制限を加えている。

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立花 聡

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